Rino textileについて
スタイルへの思い
きっかけはお洋服をみているといろいろな形があるのに、カーテンとなると限られた形でつくるのがほとんど。
お洋服と同じようにカーテンも形にこだわりたいと思ったのが始まりです。
私の場合、お洋服を選ぶとき、柄や色のある生地も素敵ですが、一番気になるのが無地だけど形(フォルム)で表現しているスタイル。
残念なことに、私自身色柄があまり似合わないというところもあるのですが・・・。
特にスカートやワンピースを選ぶときは必ず試着するようにしています。
ストレートなスカートを試着した自分とふんわりやわらかな形のスカートを試着した自分。
同じスカートでもまったく違う印象に見えるからです。
無地だけど形(フォルム)でオシャレにデザインされたお洋服は、シンプルでありながらも布の表情とフォルム(形)を楽しめます。 さらに気になるのが、どうしてこんなフォルム(形)になるの・・・と、ついついお洋服を裏返して縫い方の方法を見てしまいます。
子供の簡単な洋服を作っていたこともあり縫い方はすごく気になります。
お洋服と同じように自由な発想であまり色を使わずに、布(素材)にフォルム(形)をプラスして表現したいと思い始めました。
布(素材)+フォルム(形)の表現
プレーンな生地なのにタックやギャザーそれも1cm深さを変えただけでも生地の表情は変わっていきます。
重なりひとつとってもウェーブの大きさが変わり、布の一部をつまむ(タック)ことで立体感が生まれます。
このタックひとつにするかふたつにするかでも迷います。
なぜならこんなちょっとしたことでも布の表情が変わってしまうからです。
窓辺に置かれるカーテンも形(フォルム)のこだわったものを使いたい。
そんな思いがさらに強くなります。
こだわりを込めたリノテキスタイルのカーテンづくりはここから始まったのです。
はじめに作りたいカーテンの全体のシルエットを決めスタイル画をいくつか描き・・・
その中から形にしたいスタイルを選んでそれから素材選び。
生地にはそれぞれ性格があります。
ウェーブがきれいに出せる布、飾りレースが似合う布、刺繍を素敵に見せてくれる布など、 カーテンの出来上がりを想像しながらの生地(素材)選びはとても楽しいことです。
次は選んだ生地の裁断(とても緊張します)。
スタイルカーテンの仮縫い。
自分自身で縫い合わせてみてウェーブ、ラインの不具合、シルエットの良さなど確認していきます。
ミシンを縫い終えるたびにアイロンで縫い目を落ち着かせてから次の工程に
このひと手間ひと手間が素敵なフォルムを作ることにつながります。
出来上がったものを数日間眺め、イメージ通りにできなかった部分は一度縫製したところをほどいて手直し。
もう一度なおしたものを眺める。
そんな作業をなんども繰り返すと長いものだと2~3か月もかかってしまうこともあります。
そんな思いで生まれたリノテキスタイル。
スタイルを大切にしたカーテン作り
リノテキスタイルはスタイルを大切にしたカーテン作りをしています。
生地本来の良さを大切にした、プレーン(フラット)なスタイルが基本ですが、フランスの一般家庭でよくみられるフレンチなスタイルにリノテキスタイルのデザインをミックスしたスタイル、飾りレースをデザインに加えたスタイル、図案から考えた刺繍(絵心)をあしらったスタイルなどリノテキスタイルらしさを表現したいろいろなスタイルカーテンをご紹介しています、
リノテキスタイルのエッセンスを加えたカーテンが皆さんのお部屋でいとおしい存在となって長く過ごせますようにと思っています。